Macgregor Tourney M2T 1964

生産年式 1964年(推定)

63年64年とも同じデザインと思われるため、年式は推定とした。ダイヤモンドバックの流れを汲むといわれるデザインだが、それは系列的に見てのこと。このモデルだけで見てみると、そのデザインが志したことは、センターの低めに打点を意識し、一点に集中させるのではなくトウヒール方向にワイドという思考が見える。しかしながら、依然として高いホーゼルや、そのホーゼルの外側のラインの延長線上にあるエッジなど、打点は思惑通りの場所にはない。それさえ理解していれば、このモデルはプレシジョンに差し替えられているが、現代シャフトでも十分に通用するモデルだ。黒いフェイスはセラミックの吹付と言われるフーレムセラミックフェイス。方向性を出しやすいための工夫であって、打感やスピンの向上を狙ったものではない。


古鉄ミュージアム - 2番アイアン編 ー

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