Old steel

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Macgregor VIP Tourney Don White

生産年式 2003年頃このモデルはアメリカマクレガーの1990年代後半にラインナップされたプログレッシブシリーズに端を発する。このシリーズには、マッスルスタイルとキャビティースタイルの2つの流れがあり、プログレッシブマッスルバックのPMB、キャビティースタイルはPCBと呼ばれたようだ。日本のマクレガーはマックテックを扱い、資本の関係も断たれていた各国間のブランドには共通したコンセプトはなかった。資料にはカスタム部門から発生したモデルとあり、熟練工としてドン・ホワイトという人物が紹介されている。当時国内でもウェッジの流通が認められ、MTやVIPというモデル名の復活などを試みたブランドの起死回生モデルだ。刻印に伝統的なイメージがあっても、従来を継承するモデルではなく、一般的ともいえるマッスルスタイルは長いブレード、低いホーゼルなど、全く現代のスタイルと変わりはない。素材にもこだわった訴求がされていたようで、1025という素材がモデルを示す情報もある。V-FOILというコンセプトも、詳細は不明だが、打点へのウェイト集中とのこと。このモデルは、本来V-FOIL・VIPターニーとなるものだが、個人オーダーのカスタムらしく、ソールにはDWのイニシャルが打たれ、本来V-FIOLの刻印のある場所には、NNとオーダー主のイニシャル刻印がある。カスタムの詳細は不明。

ブリヂストン J's Classical Edition

ブローニング

生産年式 1980年前後一時期はブローニングスタイルと言われたロープロファイルヘッドが特徴的なモデルだ。このブランドは銃器のブローニング社、ライフルやコルトなどの銃を生産していたメーカーだ。資料には440と刻印されたモデルもあるが、それはナイフに使われるステンレス素材の名称。フェイスの高さは、単純計測で最も高いトウが3センチ、ヒールの低いところでは2.5センチを切る。ただし、長さは一般的なオフセットのあるモデルと同じで、アドレスしてみると視覚的な違和感がない。感覚的に打点の重心を探してみると赤いマーキングあたりで、このマーキングからトウ側に2センチほど打感の良いエリアがあり、かなりトウ寄りでも大きな左回りの球が打てる。ソールの造形でも確認できるように、トウ側へのウェイトが大きく配分されおり、ヘッドが返る設計の打ちやすいモデルだ。ロープロファイルから打ち出されるボールは、かなりの低重心によって、実測で23度のロフトだが、5番アイアン程の球筋を見せる。このモデルには英国のアポロシャフトが装着されており、Rの表示があるもののかなり硬い。ヘッドとの相性で、左へ行かない工夫が、そうしたセッティングとなっているようだ。セットならばスライスの多い初心者向けのコンセプトとして有効なモデルだ。