First Flight Golden Eagle 166生産年式 詳細不明残念ながら現代に資料を確認できないブランドのアイアン。ただし、海外の流通ではよく見かけるモデルで、アメリカではそれなりに普及したブランド。ブレードのフォルムは高いトウと短くともがっしりしたホーゼル。結果ブレードの返りも抑えられて重心はかえって高く維持しようとしたデザインにも見える。当時のスチールシャフトではなかなか手強いアイアンでもある。2023.03.04 02:36
Walter Hagen Haig Ultra生産年式 1965年(推定)ウィルソン傘下でも独自路線を貫いていた60年代のモデル。ウィルソンスタッフがダイナパワーでヘイグウルトラはウルトラパワードとネーミングされて、放物線上のバックウェイトの配分とドリルドスルーホーゼルでセンター打点を意図した設計。年式ごとに微細なフォルムを変えて、全く異なる機能を実現している興味深いモデル。2023.03.04 02:23
Spalding Match Play Power model生産年式 不明スポルディングの十八番たるシンクロダインのフォルムを持つモデル。あえて言うなら赤トップに似たフォルムのバックデザイン。ホーゼルにも3本のリングがあって復刻とは違うかもしれない。このモデルの資料は全くなく、詳細は不明。シャフトもステップの数が少ないオリジナルの様で、そのデザインからするとかなり柔らかいスチールと思われる。普及品のセットもとも思われるが、二番がある事で考えるならかなり古い時代のものかもしれない。2022.07.25 09:31
Spalding Executive 63 Selection生産年式 1988年頃クラシッククラブブームの頃に多くの老舗ブランドからは自社ブランドの歴代名器が復刻されたが、これはスポルディングが復刻したモデルの一つ。63セレクションの名の通り、1963年のモデルを復刻させたものと思われるが、クラシックブームではやはり赤トップをはじめとしたトップフライトモデルがメインで流通していた。また、その頃の復刻としても、昔のままで復刻されることも稀で、多くの場合では当世アレンジを受けて外観は当時のままでも、ホーゼルの高さやネックの形状、ソールのフォルムなどはモダン基準になっていた。このエグゼクティブの場合は、比較するオリジナルの情報が無いので明確ではない。2022.07.25 09:14
Wingstone International Driving iron生産年式 不明残念ながら情報が全くないメーカーで、国産か輸入品かも不明なまま。カテゴリーは輸入品としたが、シャフトもオリジナル。グリップにもウィングストンの刻印があり、一定規模のメーカーであったことがうかがえる。いくらか軽量で、汎用のデザインがされたアイアンは打点も小さく、扱うには繊細な部分も多いものだが、しっかりと打点で捉える事ができれば手応えはいい。ただしオリジナルのシャフトに機能を期待するべくもなく、ドライビングアイアンを振り回すという心構えが必要かもしれない。2022.07.25 09:03
ミズノ MP-29生産年式 1990年頃(不明)TN87の輸出モデルという情報があり、公式に問い合わせてもその通りの返答があった。MPモデルで言うなら同じ時期に14や33といった一見同じように見えるモデルもあって、MS以来ユーザーの細かなスタイルに対応した似たような製品企画の時代。細かく何がどう違うかは、例によってメーカーから公式な返答が得られるとは思うが、TN87の二鉄として観察すると、果たして同じモデルの輸出用であったのかと疑問が湧くところもある。ただし、仕向け地別にアレンジされていることもあり、美津濃製品としての信頼は高いのかも知れない。2022.07.25 08:43
Spalding Top-Flite Custom Crafted生産年式 1980年後半(推定)1971年のスモールバードオンザボールを基本としたほぼ忠実な復刻モデル。このデザインでカスタムクラフテッドというモデルとして把握しきれない程のモデルがある。シンプルなバックデザインにトップラインを意識的に薄く見せる手法や適度なフランジのフォルムなどは共通しているが、当時のライバルとは異なる、癖の無いセンター打点のモデルとしての素性を引き継いでいる。ブレードが長かったり、トウやヒールの高さを変えたりと様々なカスタムがあった。2022.07.25 08:29
Spalding Top Flite pro forged II生産年式 1990年頃スポルディングのトップフライトモデルは70年以来、ほぼ一貫したフォルムを持ち、癖の無い打ちやすさを持ったモデルが多い。別の言い方をすればいくらか手を加えることで容易に機能を変えるところもあり、カスタムモデルとしてプロの要望に応じたモデルもあった。88年頃グレッグノーマンとの契約を果たし、ネームを冠したモデルをリリースして以来、従来はコンベンショナルトウのブレードのみだったスポルディングもスコッチスタイルを準備、このフォージド2はスコッチスタイルのトウを持つ。1は従来のコンベンショナルスタイルだった。2022.07.25 08:06
Taylor Made ICW5 Driving iron生産年式 1992年頃ICWとはインナーキャビティーウェイティングの事。つまりは中空デザインであって、5とは1番から5番が中空構造であり、6番以下は通常のソリッドブレードのセット。他に11というモデルがあるが、そちらはすべての番手が中空構造だった。そのセット構成からしても5は一定のレベルにあるものを対象としたが、中空構造はプロモデルと比較しても充分に扱いやすい。11とはフォルムも異なり、中空構造とはいえ違和感もなく、その容積は少ない様だ。2022.07.25 07:54
ミズノ クラフトモデル911生産年式 1990年頃美津濃の資料についてはメーカーに問い合わせれば詳細にお知らせいただける。クラフトモデルにはこの911と893があるが、なぜこの呼称になったのか、MSをはじめ、TNの登場後にこのモデルが企画された背景は興味深いが公式のコメントはない。特徴的にブレードの上部がかなり薄く仕上げられており、コンベンショナルなブレードに見えながら、かなりの低重心。ホーゼルも低く二鉄ですら扱いやすく、操作性も高いモデルだ。2022.07.25 07:42
Kenneth Smith Driving iron生産年式 不明当時はアイアンのロールスロイスと言われ、フルオーダーで生産されていたアイアン。資料にはオーダーゆえ、個別のスペックが異なり、どんな希望にも応えるとあった。特徴的なのはステンレスでも鍛造のヘッド、金属セルの組付けをはじめかなりの精度で生産されていた。このモデルには170000番台の数字があり、現代に見かけるケネススミスのアイアンのバックデザインとはいくらか異なる。と言ってもオーダーならではと理解するなら、どれだけのフォルムがったのかは全く分からない。ちなみに、オーダーされたと思われる個人名があるので、鉛を張って隠してある。2022.07.25 07:32
マルマン コンダクター 31CXII生産年式 1990年頃(推定)マルマンの例にもれず30のドロー系の低くて長めのブレード、Cはコンベンショナルトウで、IIが示すのはストロングロフトと資料にあった。とはいえ、並行した41モデルと比較しての事で、マルマンソールの視覚的影響で、かなり高重心に見える。スコアラインの一番下は白く色が挿されていて、当時は高重心を思わせると言われたが、高い打点に届かせるには有効な効果がある。2022.07.25 07:17